警視庁野球部

クラブチーム

JABA東京都野球連盟に所属する警視庁野球部を紹介します。

チーム概略

警視庁野球部は警察活動に必要な気力、体力、団結力等の醸成や職場の士気高揚を図ることを目的として、2009年12月に警視庁第4機動隊に発足しました。部員には元NPB選手、独立リーグ出身者、大学野球経験者、甲子園経験者などがいて全日本クラブ選手権や都市対抗本戦を目標に掲げています。警視庁第4機動隊は鬼の四機と呼ばれ、主に国会や首相官邸などを警備しています。

2013年東京都クラブ野球リーグで初優勝。2015年には都市対抗野球大会2次予選第二代表決定1回戦で社会人の強豪NTT東日本に1-3で惜敗するなど東京都のクラブチームでは上位の力を持つチームです。

チーム事情

勤務終了後や休日を利用して練習に励んでいますが機動隊は5日に1回の当直勤務があり、全体練習ができるのは週1、2回程度だそうです。さらに硬式球が使用できる専用グラウンドを持っていないので、部員は週に数回の全体練習と個人練習で技術を磨いています。

あくまでも勤務優先のチームであり、大会期間中に警備の仕事が入り大会を棄権することもあります。

所在地

東京都立川市緑町

所属選手

選手全員が第4機動隊に所属しています。元NPB選手、独立リーグ出身者、大学野球経験者、甲子園経験者などがいます。

加登脇 卓真(北照ー読売ー西多摩倶楽部ー香川オリーブガイナーズ 右/左)
読売時代は投手、現在は野手DH
北照高校では投手ながら通算36本塁打を記録しました。2005年の高校生ドラフトで読売に3位指名を受け入団。読売では1軍出場がないまま2008年にを戦力外となり、同年のトライアウトに参加するも、声はかかりませんでした。その後独立リーグなどを経て、約1年の試験勉強の末に2012年に警視庁の採用試験に合格。2012年に警視庁に入庁後、交番勤務を経て2015年から第四機動隊へ異動となり警視庁野球部に所属することになりました。チームでは力強いバッティングで中軸を務める中心選手です。
加登脇選手はNPBの選手たちが野球を諦めるとなったときに次の就職の1つの選択肢として警視庁を知ってもらうためにNPBの合同トライアウトに出向くこともあるそうです。


大田 阿斗里 投手(帝京-横浜、DeNA-オリックス 190/95 右/右)
帝京高校では3年のセンバツで小城高校から20三振(史上2位タイ)を奪い4強入りに貢献しました。2007年のドラフトで横浜ベイスターズから3位指名を受け入団。NPBでは2008年~2016年に横浜、DeNA、オリックスに所属し通算2勝14敗、防御率5.46の成績でした。その後、警視庁警察官採用試験に合格し警視庁硬式野球部に入部しました。力強い直球が魅力の投手です。


北野 洸貴 外野手(横浜創学館-神奈川大-東京ヤクルト 173/69 右・左)
横浜創学館高時代は遊撃手として活躍し同期には秋山翔吾(現広島)がいました。神奈川大進学後は外野手に転向し持ち前の俊足と強肩で活躍し、3年時には日本代表に選出されました。2010年のドラフトで東京ヤクルトスワローズから育成1位指名を受けました。ヤクルトでは1軍出場なく2年で戦力外に。その後警視庁第四機動隊に転職し警視庁野球部に所属しています。


主な戦績

2013年 東京都クラブ野球リーグ優勝
2015年 都市対抗東京都2次予選進出
     1回戦 鷺宮製作所8-0警視庁野球部
     第二代表決定1回戦 NTT東日本3-1警視庁野球部
2016年 東京都春季クラブ大会準優勝

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